2024年の漢字は「沸」(わく)です。
「沸」は水が熱せられて煮え立つ意味で使われています。弗の漢字源は「弓+八」。弓に絡みついているツルを取り払うというイメージを示すそうです。転じて下から上に向かって何かが「勢いよく飛び出る」という意味にも転化してきたそうです。
企業組織においても、それぞれの人が、想いやをアイディアをどんどん語り(湧く)、チームや組織全体で沸騰する(沸く)ことができれば、湧く沸く(ワクワク)で、新たな価値創造が従来以上に進むでしょう。
FMIC では「ナラティブ・イノベーション」を軸に企業の皆さまと一体となり、価値創造プロセスの変革を進めていきます。
2023年の漢字は「中」(なか)です。
マネジメントの分野では、「大中小」「長中短」「上中下」「始め・進行中・終わり」等として多用されています。ここでの「中」はグレーゾーン的です。大と小、長と短、上と下の間にいて、とても範囲があいまいだからです。
見方をかえると「中」こそが価値創造の源泉といえます。ジレンマ発見や工夫のしどころが満載だからです。「中」はモノゴトの最適化を考え、追及するプロセスとみることができます。
中期計画、中堅、検討中、工事中、中途半端等、日々の仕事における「中」にフォーカスしてみませんか?
2022年の漢字は柱(はしら)です。
地球規模の社会課題に対応し、多くの企業が戦略の再構築を開始しています。一方で先進国のなかで唯一、30年間もGDPが停滞し、しわ寄せは若者にいきます。
2022年はそれぞれの組織や企業において「次の柱」「未来の柱」を再検討し、つくる絶好の機会でしょう。
人気アニメ・鬼滅の刃でも、最上位の9人の剣士は「柱」と呼ばれ子供たちから人気です。理由は「努力して強くなっていく、そのバックグラウンド」だそうです。
2022年は共創を通じて、皆で将来の柱をつくる1年にしましょう。
2021年の漢字は植(植える・ただちに・まっすぐ)です。
「植」はまっすぐにたつ木をあらわしています。右側の「直」は目をこらして、方向や行動を見つめること、「直す」「真直ぐ」にもつながっています。また、このことから「直ちに」という意味でも使われています。
コロナ禍を通じて、自分たちが常識と思っていた価値観を見直さざるを得ないことがたくさんあります。2021年は2020年以上に、気ぜわしい年になるでしょうが、そのような時こそ、できるだけ視線を将来に向けて、できること、やるべきことに取り組んでいきたいと思います。
FMIC は、2021年もクライアントとの共創を通じて、将来の芽を植える一年に挑戦します。
今年の漢字は間(あいだ・マ)です。
高度に発達した社会や組織では、個々の機能は立派になるが、その分、システムや人々との間にギャップが生まれることが多いと言われています。
FMIC は、
世間・・地球や社会と企業の存在価値追求
空間・・顧客からの価値チェーン
時間・・過去、現在、未来のコラボ
仲間・・共感共鳴できるチームづくり
等に俯瞰・着眼したビジネスイノベーションに挑戦します。
読み方はシン。何かがたくさんいることを示している。JIS漢字のなかで最も画数が多い。英語訳には“large group of horses traveling in a line”がある。
いよいよ、新産業革命の潮流が本格化し、多くのビジネスチャンスや一方で課題がある。そのようななかで、FMICはF-Labはじめ、多くの取組みを開始し、たくさんの仲間ができてきた。一人一人が駿馬(しゅんめ)となり、新産業革命の先導役に挑戦したい。
しおり 本に挟む「しおり」をイメージしますが、本来の意味「山道を歩く時、木の枝を折ったりして道しるべとすること」(枝折る)から転じ、目印や手引書などを指す言葉になりました。
昨年は、第4次産業革命に向けて、F-Lab等をスタートしました。今年はさらに新しい取り組みにチャレンジします。
今年の漢字は『機』です。
木は大地、幾は、細かい糸+戈(ほこ)+人の組み合わせ。大きなチャンスが目の前にあるという意味に使われます。
今年は、第4次産業革命に向けた先行的な取組みに焦点をあてていきたいと思います。
集う・集まる・集中・集散 集は雧を略した字。雥+木で、木の上に鳥が群がるということを表した文字。
フューチャーマネジメントの本を出版したことをうけて、これまでの行動を集集大成し、世界中のフューチャーマネジメント革新リーダーのネットワークをつくっていきます。その行動のなかから、次の時代をつくる新しい課題を見出し、挑戦を続けます。
「平和の和」はもちろんですが、今年は「和える・あえる」ということを考えていきたいです。
「胡麻和え」という言い方があるように、異なった要素がうまく融合することで、単体では出せない味や価値を創出するような取り組みを強化していきます。もちろん、すべてのお客様との和を従来以上に追求していきます。
想像は創造につながります。想の上部の“相”は目をこらして木を見ること、すなわち、きちんと事実に目を向けることを表しています。Fact finding と同じ意味です。一方で、事実を見るだけでは未来は創れません。漢字の下段の“心”は事実をふまえて思考し、未来のありたい姿を描くことを表しています。
目の前のことに追われるだけでなく、未来に想いをはせて、今、何をすべきかを考える。それが未来戦略の第1歩です。
新は「立っている木を斤(斧)で切ること」
または「その切り口が鮮やかなこと」を意味している。
FMICは今年で11年目を迎える。これまでに蓄積したものに甘えることなく、さらなる発展を目指したい。そのためには、今のやり方や財産を一度は自己否定することが重要である。そのうえで、新たな見方を加えて未来経営革新のさらなるSHINKAに挑戦したい。
『楽:たのしむ』は長い時間をかけて木が成長し、その木にどんぐりが実り、それを皆で
喜び合う様子である。または人々が夢をもって挑戦する過程をあらわす言葉。
ちなみに、楽≒らくをする≒Easyととらえたのは後世の日本人であり、漢字の原点にその意味はない。むしろ、楽はEfficiency(効果的・充実化)のほうに近い概念である。私たちは世界に向けて大きな課題解決に挑戦する。その過程を楽しめるチームになりたい。
発の旧字は發です。これは草を両手で踏み分け、両足でしっかりと立ち、弓を射ようとする様を示しています(大岩解釈)
2011年は、これまでに蓄積した基盤力をもとに産業界と顧客の発展に向けた未来戦略経営の実践に取組みます。そのための鍵は、一人ひとりの「発(Initiative)」です。
始=始める
ムは農業用の「すき」の形。人間がすきを手に持ち、口でものを言いながら、行為を起こすことを示す。「女」はすべての母、つまり始めたことの「育み」も意味している。すべてのモノゴトには始まりがある。FMICでは2010年を未来産業創発を企業の皆様と「始めるをはじめる」の本格年としたい。
源=みなもと=水+崖+泉から構成される文字。がけの下に泉がわき、水が流れ、やがては大きな川になることを示す。
2008年は世界的な経済危機が発生した。2009年はさらに深刻な年となるが、できるだけ元気な発想で、未来づくりの源流革命を目指したい。
清水寺恒例の2007年の漢字には世相を反映して「偽」が選ばれた。転じて、未来開発経営においては社会や企業のなかの「真」を発掘し、育てる経営を目指したい。真の十はさじ(匙)を表している。さじで容器にものを一杯にするさまを示している。未来開発活動も中身の充実した1年にしたい。
左は正常に立つ人、右は妙なポーズをとる人。両者をあわせて、姿を変えることを示した文字。意味としては、姿を変えて、もとと違った形になること。変化、感化等。FMICも5年目を迎え、新鮮な気持ちで新たな第1歩を踏み出し、さらに創造的な集団を目指したい。
ホン。木の根の太さをー印で表している。太い根元をもつしっかりとした木を意味している。転じて、モノゴトの中心やほんとうのことを示すように使われている。本物・本質・本来等、FMICの第2ステージは本物のコンサルテイング技術確立を目指したい。
ゴウ。あわせる。本来の意味は「穴にふたをピタリとあわせる」ことを示す。「合同」「意気投合」「統合」等に使われる。FMIC3年目の方向として、個々のすばらしい要素を合わせて、より優れたものにしていくことを目指したい。
なお、この漢字はKramerさんからの提案である(Goも意味している)。
チョウ。いどむ(挑む)。しかける
「兆」は亀の甲羅に割れ目が生じたさまを描いている。「挑」は「手」+「兆」、つまり「張り付いているモノを力で離すこと」「兆しを発見し新しいことへ変化すること」をあらわす。類似の漢字には「跳」がある。
「み」「未来の未」
象形的な意味は「木のまだのびきらない状態、木が地下にいる状態」を意味している。つまり、まだ熟していない状態、これからの可能性、将来の成長等をあらわす。東洋の十二支では「ひつじ」を意味している。FMICは2003年(ひつじ年)に発足したので「未」を今年のKeywordとした。