未来づくりの知恵袋

■ WEB会議で地上戦討議をするためのビジュアル化フォーマット

 

• FMICが、研修やワークショップで討議を行う際には、共創・コラボの効果を高めるために、討議内容をリアルタイムで見える化します。これを私たちは地上戦討議と言っています。

• 通常の対面の会議では、討議を見える化するために、ホワイトボードや模造紙、ポストイットを使います。Onlineミーティングでは、それらに代わるものが必要です。パワーポイントの白紙のページを使うこともありますが、様々な思考のカタを、Formatとして使うことも多いです。

• それらの思考のカタからWEB会議における地上戦討議でよく用いるものを選別し、そのパワーポイントファイルをDownloadすることで、皆さんに使ってもらえるようにしました。

ビジュアル化フォーマットは下記の一覧表からDownloadできます(1~9まで毎週追加で公開します)


◆思考のカタの使い方を紹介する動画  →→→ こちら

   フォーマット名  解説
  1. 実践知の見える化
実践の中に潜む暗黙知を見える化、形式知化し、それを整理して、結論をまとめ、見える化する
 1) K&T  他者から共感される点を発見“K”し、そこを伸ばすアドバイス“T”を行うコラボ手法
 2) Fact-YWT  改善の工夫と、それによる変化を見える化し、次のアクションを導き出す
 3) 現場次見簿  新しい事業、商品、技術等の企画の現場検証から新たな知、アイディアを発見する手法
 4) KJ法     さまざまな情報、知、アイデアをまとめ、関係性を見える化し、新たな仮説を想像する手法
 2. マトリクス法:
2つの視点ごとのレベルHigh/Lowを組み合わせて、優先度の高い分野を絞るための現状分析や、課題・アイディアの発想・抽出を促す
 1) アンゾフの成長マトリクス  企業・事業が成長するための戦略アイディアを考えるためのフレームワーク
 2) PPM ポートフォリオマトリクス  お金、人材などの経営資源を無駄なく事業へ分配するための分析手法
 3) 重要度/緊急度マトリクス  テーマ、課題、仕事の優先順位を見きわめるための分析手法
 4) FINE分析マトリクス  テーマ、課題、仕事の価値を考えるための分析手法
 3. 四象限法
四つの異なる視点で取組むべきこと、やるべきことの課題・アイディアの発想・抽出を促す
 1) SWOT分析  企業や事業の戦略、計画を立てるために、外部・内部の現状、課題の分析のカタ
 2) クロスSWOT分析  戦略策定のアイディア、およびその実践アイディアを引き出す分析のカタ
 3) PEST分析  マクロな外部環境分析のカタ
 4) SHINKA分析  戦略の現状レベルを認識し、新たな戦略課題を考えるカタ
 4. マップ法
問題、課題やその解決アイディアなどを発想・抽出する視点を提示し、位置づけ、整理する
 1) 3C分析  競争を優位にするKFSを発見するための分析手法
 2) Five Forces分析  競争要素を把握し分析し、将来の業界環境、課題を予測、分析する手法
 3) Q-Map  品質的な問題、課題を、対象物の構造と関連付けて抽出、整理する分析手法
4) プロセスQ-Map   品質的な問題、課題を、プロセスと関連付けて抽出、整理する分析手法
 5. 対比図法
対極的な2つの視点で整理し、その違いを見える化する
 1) Before After  前後を比較し、変化点や実施したことの効果、価値などを考えるに適した分析手法
 2) 過去 未来  社会、市場、技術動向などの外的環境変化を考えるのに適した分析手法
 6. 俯瞰図法
多様な視点の課題・アイディア等の発想・整理を俯瞰的に行う
 1) 未来カタログ  新しい事業、商品、サービス・技術等のイノベーションの価値、及び開発課題を俯瞰的に整理するカタ
 2) マンダラチャート(目標達成シート)  目標達成のための必要な要素、アイデアを抽出し、俯瞰的に整理するカタ
 7. 構造図法
討議テーマに即した構造的な分析、整理や、問題・課題・アイディア等の発想・抽出を促す
 1) 構成図  モノの構成要素を整理する際に使う図、構成要素の展開方向は水平、垂直の両方ある
 2) マインドマップ  何らかの物事を関連付けて発想、中心から放射状に整理する手法、ツール
 3) 特性要因図  ある特性、結果につながる要因を分析・分解し、系統的に線で結んで表した図
 8. プロセス図法
物、業務、情報、設計、意思決定の流れなどを見える化する
 1) 製造プロセス  製造に関わる変化点、問題点、改善課題等を分析するための、製造のプロセス分析、整理
 2) 開発プロセス  開発に関わる変化点、問題点、改善課題等を分析するための、開発のプロセス分析、整理
 3) ワークフロー  業務の流れを図にしたもので、業務に関わる問題点、改善課題等を分析するために表す
 9. 仮説デッサン
新たな仮説デッサン、アブダクション実践用の思考の見える化、新たな領域に応じた思考のカタの仮説が必要
(将来公開予定)
 1) CSV二軸図(社会発展と経済発展)