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2009年

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2009年10月28日 第41号 https://fmic.jp

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FMICはJMAC(日本能率協会コンサルティング)とドイツのIMIG社による戦略的合弁企業として設立されたコンサルティング企業です。企業の成長戦略デザインとその実現化プロセスをサポートします。

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世界に広がる生産性向上技術-TPM「はじめるをはじめよう(その18)」
                       FMIC 大岩和男・岩崎壽夫

このところ建設の是非が議論されているダムであるが、昭和31年に完成した佐久間ダムは、「戦後土木技術の原点・金字塔」といわれ、敗戦に打ちひしがれていた日本人を勇気づけ日本の復興を象徴的に示した。

佐久間ダム建設では、日本ではじめてアメリカ製重機を導入し、日本の在来工法では10年かかっても無理といわれた工事を、3年で完成させた。アメリカの技術指導を得て、工事は昼夜兼行で行われ、機械の停止中に修理や部品の交換を行ったそうである。

このとき行われた重機等の設備管理は壊れたら直す事後保全である。
設備管理の次の段階としては、故障する前に保全する予防保全、生産効率を極限まで高める生産保全(PM)とある。そして、生産保全(PM)に、全社的(Total)な全員参加という視点を加えたTPMは、1971年、日本プラントメンテナンス協会の中嶋清一氏によって提唱された。

協会のホームページによると、TPMは次のように定義されている。「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくりを目標にして生産システムのライフサイクル全体を対象とした"災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ"などあらゆるロスを未然防止する仕組みを現場現物で構築し、生産部門をはじめ、開発・営業・管理などのあらゆる部門にわたってトップから第一線従業員にいたるまで全員が参加し、重複小集団活動により、ロス・ゼロを達成すること」

生産設備管理技術であったTPMは、働く人々の考え方、行動をも変革し、経営革新をめざす活動へと発展し、「日本発祥の生産性向上技術」として世界に普及した。アメリカから導入されたPMが、日本でTPMに発展し、今では世界40カ国で導入されたのである。

FMICも、未来開発経営(FutureManagement)や、EECオーシャンプロジェクトが世界語となることをめざし、「はじめるをはじめよう」プロジェクトに取り組んでいます。

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  時間:10:00~17:00 交流会 17:00~18:30
 
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