メールマガジン

2006年

メールマガジン配信をご希望の方は 所属、氏名、メールアドレス、連絡先を明記の上、こちらまで

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

◆◇◆FMIC メールマガジン◆◇◆
2006年9月25日 第2号 https://fmic.jp/

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

FMICはJMAC(日本能率協会コンサルティング)とドイツのIMIG社による戦略的合弁企業として設立されたコンサルティング企業です。企業の成長 戦略デザインとその実現化プロセスをサポートします。

◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

~未来開発経営/戦略デッサンノート(1)~
「先出しジャンケンと後出しジャンケン」
                               FMIC 大岩和男・岩崎壽夫

未来開発経営の基本コンセプトは「未来は来るものではなく創るもの」です。
これは、自らの意思で、事業環境を創造し、先行的・能動的な未来開発を行うような企業活動を意味しています。私たちはこのようなスタイルを「先出しジャンケン型」と呼んでいます。これに対して、環境事後対応的・受身的な企業活動を「後出しジャンケン型」と呼んでいます。
 
「組織を変える常識」(遠田雄志著)では次のような言い方がされています。「…動植物が環境に“受動的”に対応するのに対して、人間組織は、“自らが構想し、作り出した環境に適応”するのである。人間組織を特徴づけるこのような適応の仕方を“先行的対応”と言う。しかし、人間組織のなかには、なぜか環境を前もって与えられたものとみなして、あたかも動植物の集団のように反応的適応をしている組織も少なくない。…」

たしかに、本来は独創的・挑戦的であるはずの企業活動が、事業環境に対して反応的適応をしているケースを日常的に目にすることができます。
・中長期計画を作成しているが、内容は環境予測とそれへの対応作戦中心
・市場分析や競合分析を熱心に行うが、市場創造作戦は相対的に弱い
・新しいことへのリスクを嫌い、市場が見えてきてからの事業参入計画
等々です。個々のレベルでは一生懸命に新しいことに取り組んではいるが、全体的には現状改善重視、事業環境対応型、いわゆる後出しジャンケン体質に企業全体がなっているということです。

一方で、まだまだ少数派ではありますが、先出しジャンケン体質構築に向けて組織的な取組みがされている企業もあります。
・革新経営と通常経営の明確区分運営(精密A社)
・未来開発経営の実験活動を人材開発として取り組み(電子部品B社)
・現在事業とは異なった価値観で未来戦略デッサン(精密C社)
・通常の中期戦略のさらに先を考える機能の設置(自動車D社)
・市場と技術の斜め飛び戦略にあえて挑戦(輸送システムE社)
等、未来開発経営研究会で紹介されています。

ここで重要なことは「先出しジャンケン型」とは、単に先端技術に挑戦するということだけではなく、戦略、顧客価値、組織風土、一人一人の発想や行動が“事業環境創造型”になるということです。多くの企業において、次世代成長戦略への取組みが本格化してきています。従来型の成長戦略ではなく、新たな発想と行動力で成長戦略を構築していくために並行して、先出しジャンケン体質づくりに向けた取り組みが実体化することを期待しています。

◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

~創刊号発行を終えて~

先日発行いたしました創刊号に、数々の激励が届きました。ありがとうございます。そのうちのいくつかをご紹介させて頂きます。

-長くいろいろな方々に役立つメールマガジンになるように期待しています。
  ~医療用機器製造販売 Aさま
-FMICは「未来を創りだす」専門コンサルタントでユニークな存在です。
  ~大学教授 Bさま
-企業のドクターとしてあるいは水先案内人として、各種の情報発信を。
  ~電子機器関連 Cさま
-創刊オメデトウございます。今後楽しみに読ませてもらいます。
  ~ヨーロッパ在住 Dさま
-素晴らしく垢抜けしたメルマガが出来ましたね。 
  ~コンサルタント Eさま

◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

◆◇◆編集後記◆◇◆

突然のお届けとなった創刊号でありましたが、ご感想を頂けて、本当にうれしく思います。皆さまのお声をこれからもお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

FMIC個人情報保護に対する基本方針について
https://fmic.jp/policy.htm

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

FMICメールマガジンのバックナンバーはこちら
https://fmic.jp/Mailmagazine/

ご意見・ご要望はこちらまで E-mail

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

このFMICメールマガジンは(株)FMICが主催するワークショップにご参加頂いた方、及び弊社コンサルタントが名刺交換させて頂いた皆さまにお届けしております。受信アドレスの変更、配信の中止、掲載された情報の転載を希望される場合は、下記までご連絡ください。
E-mail

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

(株)フューチャーマネジメントアンドイノベーションコンサルティング
〒105-0001 港区虎ノ門4丁目2-12 虎ノ門4丁目MTビル2号館
TEL:03-3459-8178 FAX:03-3459-8179

FMIC: https://fmic.jp/
JMAC: https://www.jmac.co.jp/
IMIG: https://www.imig-ag.de/