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2006年

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◆◇◆FMIC メールマガジン◆◇◆
2006年10月25日 第4号 https://fmic.jp/

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~未来開発経営/戦略デッサンノート(3)~
「地動説思考でありたい姿を描く」
                               FMIC 大岩和男・岩崎壽夫

未来開発経営の基本コンセプトは「未来は来るものではなく創るもの」です。
前回は未来開発経営における「ジギョウリーダー」について紹介させていただきました。今回は、ジギョウリーダーとともに未来開発に取り組むチームおよびチームメンバーの「地動説思考とありたい姿づくり」について考えてみたいと思います。

地動説思考とは、自分や自社は社会の一員であり、顧客や競合との関係、現在と未来、人と環境等の視点からモノゴトを考えることができる思考法です。自分や自社を外部との関係で捕らえることができるという意味合いも含みます。反対に天動説思考とは、自己中心的・唯我独尊・独善的・マイペース・タコツボ的な思考法と言えるでしょう。内部的なことや自分のことばかり気にする組織とも言えるかもしれません。

このことが鮮明にあらわれるのが「ありたい姿の描き」です。ありたい姿とは、未来開発や改善活動のスタートにあたり、関係者全員で将来の事業や商品・サービス・組織等についてのイメージを描きだすことです。特別な前提条件を設けずに「将来のありたい姿」を描いてみると、地動説思考で考えられる組織と、天動説的にしか考えられない組織に分かれます。その比率は私たちの経験では10:90くらいでしょうか。自由な発想でポジテイブに地動説思考ができるように、思考訓練や環境ができている組織は10%くらいという意味です。

未来開発経営とは、言い換えれば、未来の顧客や市場、社会、組織への先行的な働きかけ活動です。自己中心的・唯我独尊・タコツボ的な思考ではどんな立派な未来構想も実行段階でつまずく確率が高いでしょう。新しいプロジェクトや活動を開始するにあたり、ありたい姿づくりは普通に行われていますが、良い意味での地動説的に考えるためには、それなりの工夫が必要です。FMICの未来開発活動では、このことの重要性に着眼した企業の皆様とともに、
・「未来顧客視点」アプローチ
・「顧客」「自分」「社会」「パートナー」の4軸アプローチ
・「Mission再設計」アプローチ
・「将来顧客コラボレーション」アプローチ
・「破壊と創造」アプローチ
等の工夫をしてきています。いずれのケースでも、従来とは異なった発想や視点から未来づくり活動に展開できていることは言うまでもありません。

コペルニクスやガリレオによって天道説が否定され、地動説が理解されるようになって500年以上たちますが、私たちはどういうわけか、日々の事業活動や組織運営においては、自己中心的(天動説的)な発想をすることが多いでしょう。次年度の経営計画や事業計画づくりが本格化するこの時期に、一度、自社の地動説思考度を点検してみてはどうでありましょうか。

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◆◇◆編集後記◆◇◆

ふと目をあげて気が付くと、窓の外が真っ暗で、日が落ちるのが早くなったなあと感慨にひたる今日この頃。あともうひとがんばりとデスクに向かう、FMICオフィス風景であります。

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