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FMICメールマガジン第129号(2023.3.31)
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「リスク想定・対応力強化④ 予見力は鍛えるもの」4/25『テーマ推進リスクを乗り切る予見力を磨け』セミナー開催
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今年の桜は、記録的に開花が早くて、関東では先週には満開になってしまったところもあるようです。このままだと入学式までには、ソメイヨシノは散り切っているかもしれませんね。それだけでしたら天気予報・開花予報の話ですが、ビジネスは天気と密接に関係しています。私の住んでいる市のさくら祭りですが、例年は4月初旬の土日だったのを、開花が早くなっているということで、今年は3月最後の土日(25日と26日)に変更されました。コロナのため4年ぶりの開催になるそのさくら祭りには、地元の飲食店が多数、出店を予定して、仕込、準備をしていました。ところがその25日、26日が残念ながら雨模様になり、出店販売が中止になりました。せっかく仕込んだ大量の食材が無駄になるので、出店を予定していたお店の中には、仕込んだ材料を、 お友達やお近所さんにおすそ分けをして回ったところもあるそうです。
これを、市のイベント責任者の立場で予見力を働かせて考えてみます。今年のようなイベントの中止による出店予定の飲食店の仕込みのロスは、お店の自己責任なので市としては責任を負わないという考え方もできます。しかし、そういうスタンスを続けると、市で行うイベントに協力してくれる店がだんだん少なくなり、イベントそのものが次第に萎んでいくリスクがあるのです。従って、天候不順などでイベントを中止にする際に、その出店予定のお店の損失を生じさせない、少なくするような対応、運営を事前に検討、準備しておくことが必要です。
例えば、雨で出店を中止するとしても、同じ日時で市役所の屋根付きの前庭でフリーマーケットを臨時開催し、そこで仕込んだ食材を捌いてもらえば、飲食店の損失もかなり少なくなる可能性があります。ただし、そういう情報を、市民に事前、直前に周知し、市役所でのフリーマーケットに来てもらうなど、イベント中止時の対応シナリオと、それを効果的にするリスク対策を練り上げる対策も必要です。
これらのリスクと対策は、リスク分析のformatを使えば整理できます。しかし、
・イベント中止時の協力者の損失を少なくするリスク分析、対策が必要である
・イベント中止時の協力者の損失を少なくするシナリオを事前に考えておく
・そのシナリオを効果的にするリスク対策を準備しておく
等の、私たちが予見力コンピテンシーと呼んでいる予見対応の思考力や行動力は、日頃から鍛えておかないと、活かすことができません。
皆さんや協力者とのプロジェクトを成功し続けるために、皆さんのチームメンバーの予見力を鍛えることをお勧めします。
(FMIC 下垣彰)
FMICでは、リスク想定・対応力強化に関するオンラインセミナーを開催しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は下記を参照願います
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◆イノベーションのリスク分析『テーマ推進リスクを乗り切る予見力を磨け』
・開催日時:2023年4月25日(火)17時~18時(ZOOM開催)
・詳細はこちら
https://www.fmic.jp/seminar_event/fmic-seminar_20230425.pdf
・お申込み
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